
ヴァイオリニスト・山根一仁
ー11月6日(金)おとマルシェシリーズVol,29に登場する山根一仁さん。
本番に向けて、意気込みを語っていただきました!全3回にわたってお届けします。お楽しみください!
Q1. どのようなきっかけでヴァイオリンを始めたのですか?また幼少期の思い出や、その後プロを志すきっかけとなった出来事があれば教えてください。
山根:テレビで放送されていたショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲1番を観て、2楽章のお気に入りのフレーズに合わせて踊っていたことや、姉の習っていたバレエのレッスンの見学に行き、いよいよバレエに心を惹かれていた時に、先生が発表会前でピリピリしていて怖くなり、バレエの選択肢は無くなりました。プロを志したことがあるかはわかりませんが、中学1年生の終わり、春の講習会でハチャトリアンのヴァイオリン協奏曲を勉強し、どハマりしたことは明らかに僕のヴァイオリン人生の転換期だったと思います。その勢いで大好きなショスタコーヴィチの協奏曲第1番も勉強しました。
Q2. これまでに影響を受けた恩師や憧れのアーティストがいましたら、エピソードを踏まえて教えてください。
山根:前提として、今まで指導していただいた全ての先生の影響は満遍なく受けていると思います。その上で、特に心を奪われたのはレジス・パスキエというフランスの素晴らしいヴァイオリニストで、何度もレッスンを受け、充実の時間を与えてもらいましたし、パリにも何度も遊びに行きました。家にも招いてくれ、さまざまな言葉を交わしました。彼の音楽家として、そして指導者としての存在は間違いなく常に僕の心に大きな財産として在り続けます。
指揮者のカルロス・クライバーは僕の小学生の頃のヒーローでした。小学1年生の頃から、公園で遊ばない日以外は家に帰ったらすぐにベートーヴェンの交響曲第4番&7番のスコアを開き、彼の来日公演のビデオを再生し、その手元から生まれる魔法に毎日魅了されていました。9歳の頃に彼の訃報を新聞で知った時は、悲しみのあまりに一人涙を流したほどでした。
Q3. 演奏家としてお忙しい毎日だと思いますが、日々の練習において、時間や心がけていることを教えてください。ちなみに幼少期~学生時代は1日何時間くらい練習されていたんですか?
山根:練習は丁寧に、基本的なことを忘れないよう意識しています。そして音楽的な流れなど、自分の頭の中に流れているものを明確にし、実現に向けて時間を費やします。
大事なことは、本番でしか生まれない音楽の特別な瞬間への余白を残しておくことだと思っています。それは練習の時間のみならず、普段の生活、考え方にも関係してきますが…
幼少期〜学生時代は多くても3時間程度だったように思います。初見が大好きで、練習しなくても何でも弾ける子どもでした。
面白いエピソードとしては、母に楽器を隠されても一週間以上気づかず、隠した母の方から痺れを切らして、「ヴァイオリンはどこかしら?」と僕に聞いてしまったことがあるようです。
ーー第2回もお楽しみに!







