浦安音楽ホール

J:COM浦安音楽ホールは、生音の響きを重視し、クラシックを中心とした
音楽を楽しむことができる本格的なコンサートホールです。

公演・イベント案内

御喜美江(アコーディオン)&池上英樹(マリンバ) バッハ×ピアソラ

公演に向けての出演者からのメッセージ

J.S. バッハの作品は私にとって音楽人生の原点です。ここから音楽への道が始まり、半世紀を超えた今もなお、バッハは永遠の課題です。そしてピアソラの音楽は、その厳しい道を支えてくれるエネルギー源です。それはまるで、水や空気、光のようなものかもしれません。バッハなしに生きてはいけないけれど、ピアソラがあってこそ私のアコーディオンを生き生きとするのです。

池上英樹さんとの初めての出会いは本番の舞台でした。リハーサルが全くできず、相手の顔を見る余裕すらなく、私達はそれこそ「ぶっつけ本番」でモーツァルトのコントルダンスを弾き始めました。でもその時、マリンバとアコーディオンは、まるで前世を共にしていた者同士のようなハーモニーとなってホールに広く高く鳴り響きました。そしてコンサート終了後はじめて近くで見る池上さんの澄んだ美しい瞳に「あゝ、なるほど!」と思ったのでした。

浦安音楽ホールは、アコーディオンに豊かな音色と完璧な音質を与えてくれます。そこに池上さんのマリンバが加わると一体どのような響きになるのでしょう。木の楽器と風の楽器、バッハとピアソラ……この秋分の日に、私はそこになにか「新しいバランス」を発見するような予感がします。

御喜美江

 

御喜さんとの鮮烈な出逢いは、本当に稀有なことだと思います。御喜さんがそれについて詳細に書いて下さっていますが、同じことを僕も感じていました。

デュオというのは1+1が3にも4にもなるという、ソロの世界とは全く違うもの。今回はその奥深さを味わいながら、愛おしみながら弾きたいです!

バッハとピアソラのプログラムは、僕にとっては非常に挑戦的なことです。マリンバという楽器を超えて、御喜さんの音楽と重なり合って、皆様に新しい世界をお見せしたいと思います!

池上英樹

 

日時 2017年9月23日(土・祝) 14:00
会場 コンサートホール
出演者 御喜美江(アコーディオン)
池上英樹(マリンバ)
曲目  

○第1部 J.S.バッハ

≪デュオ≫
2声のインヴェンション 第1番 ハ長調 BWV772
第4番 ニ長調 BWV775
第8番 ヘ長調 BWV779
第10番 ト長調 BWV781
第13番 イ短調 BWV784

≪池上ソロ≫
無伴奏チェロ組曲第1番 BWV1007より プレリュード、アルマンド、サラバンド、ジーグ

≪デュオ≫
主よ人の望みの喜びを BWV147 
憐れみたまえ、わが神よ(マタイ受難曲 BWV244より)

≪御喜ソロ≫
平均律クラヴィーア曲集より
プレリュードとフーガ ト短調 BWV861
プレリュードとフーガ 嬰ヘ長調 BWV858
プレリュードとフーガ ロ短調 BWV867

≪デュオ≫
フルート・ソナタ ト短調 BWV1020

○第2部 A.ピアソラ

≪デュオ≫
天使へのイントロダクション

≪御喜ソロ≫
S.V.P.

≪デュオ≫
ボーデル1900

≪池上ソロ≫
バチンの少年

≪御喜ソロ≫
最後の嘆き
セーヌ川

≪デュオ≫
オブリヴィオン
アディオス・ノニーノ

チケット  料金
(全席指定)¥3,000
【一般発売日:6月3日(土)】
【友の会先行予約期間:5月22日(月)~5月24日(水)】

備考